2011年02月10日

JAWSが突然読み上げを停止してFirefox上のFlashコンテンツが無反応になる現象への対処方法

この記事は、昨年10月19日にJAWS may stop speaking and Firefox stop responding with flash content. ? 10/19/2010としてFreedom Scientific社のサポート掲示板に投稿された内容をもとに作成しました。間違いを含んでいる可能性がありますので、「おかしいな!」と思ったら原文を参照してください。

簡単な説明

JAWSが突然コンテンツを読み上げなくなってFirefox上のFlashコンテンツが無反応になる現象があります。僕はYouTubeで動画を閲覧しようとしているときなどにこの現象に何度も遭遇しました。

問題

Flashコンテンツを含むページの中には、JAWSが読み上げを停止してFirefoxが応答しなくなるものがあります。

対処方法

もしこの問題に遭遇したら、以下の設定を変更してみてください。

  1. Firefoxを起動し、アドレスバーにabout:configと入力してEnterキーを押します
  2. ページが読み込まれたら、Tabキーまたは矢印キーを使って"細心の注意を払って使用する"ボタンに移動してEnterキーを押します
  3. Tabキーまたは矢印キーでフィルターのエディットフィールドに移動し、Enterキーを押してフォームモードに入ります
  4. "dom.ipc.plugins.enabled.npswf32.dll"と入力します。注意: フィルターのエディットフィールドは、JAWSキー+ESCキーで画面をリフレッシュしないと見えないかもしれません
  5. JAWSキー+Zを押して仮想PCカーソルを無効化します
  6. Tabキーを押して、Firefoxのオプションのリストボックスに移動します
  7. 先ほどフィルターのエディットフィールドで指定したオプションがフォーカスされていると思いますので、アプリケーションキーを押してコンテキストメニューを表示させてください
  8. コンテキストメニュー内の"切り替え"を選んでEnterキーを押してください
  9. JAWSキー+Tabを押して、真偽値がfalseになっていることを確認してください
  10. 再びJAWSキー+Zを押し、仮想PCカーソルを有効化してコンテンツの閲覧を続けてください
posted by Debugon at 00:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 支援技術

2010年04月10日

iPhoneのVoiceOverでfoursquareにCheckinしたい

初めて訪れた場所で周囲にどんな施設があるかを調べたり、普段よく利用している施設に何回訪れたかを記録したりと、地域の情報を便利に活用できるfoursquareは、最近までiPhoneのVoiceOverでも使用できるサービスでした。もしかしたら、僕のつぶやきの中にI am at 新宿スクエアタワーのようなものがあって、毎日うっとうしいなあとお感じになったことのある方もいらっしゃるかもしれません。

ところがこのfoursquareのiPhone用アプリが、バージョン1.7になったころから、VoiceOverを使って十分に利用できなくなってしまいました。iPhone 1.7 Release Breaks Voiceover Accessibility For Blind Usersでは、バージョン1.7以降のfoursquareのiPhone用アプリが、VoiceOverユーザーに利用できないことが書かれていますが、それとともに、VoiceOverを一時的に無効化すれば、foursquareのCheckin機能を利用することが不可能ではないことも紹介されています。

そこで僕も、実際に自分のiPhoneを使ってそのCheckin機能が利用できるかを試してみました。はじめはうまく操作できなかったのですが、説明されていた通りになんとか使用することができるようになりましたので、愚だ具だのしゃべりとともにその様子をご紹介したいと思います。

posted by Debugon at 13:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 支援技術

2010年01月12日

iBill

今年も昨年に引き続き、3月末に行われる25th Annual International Technology & Persons with Disabilities Conferenceに参加させていただくことになりました。Webアクセシビリティをはじめとした最新技術の動向を調査するための、毎年恒例の重要なミッションなのですが、その渡米を前にして、少々気になっている機器があります。

Orbit Researchから発売されている、iBillです。ドル紙幣を瞬時に識別して、それが何ドル紙幣かを音声で案内してくれる機器で、アメリカ滞在の時には必須アイテムともいえそうなものです。

日本では、1000円札、5000円札、10000円札と、それぞれの紙幣の長さが5ミリ単位で異なっていることから、ちょっとがんばれば視覚障害者でもそれぞれの紙幣を識別することができるかと思います(僕の人生の中でも、間違ったお札を出してレジで指摘された経験はたくさんあるのですが)。

しかしながら、アメリカドルの紙幣は、数種類あるすべての紙幣の大きさが同じで、手で触ったり長さを比べたりしただけでは、それぞれの違いを区別することができませんでした。僕が滞在していたときも、事前に信頼できる人にそれぞれの紙幣を分けるのを手伝ってもらい、実際に紙幣を使うときにはお店の方を信頼するしか方法がありませんでした。

2007年のAFB AccessWorldの記事、Show Me the Money: An Evaluation of the Note Teller 2 Money Identifierによる調査結果が示しているように、ドル紙幣を視覚障害者が日常的に使用することは、容易なことではないようです。

前置きが長くなってしまいましたが、このiBillについて知ったのは、Blind Cool Tech PodcastiBill Demoというデモを聞いたのがきっかけです。

デモンストレーションの中では、実際にiBillを使用して、どのように紙幣を識別するかが紹介されておりました。紙幣の識別方法には、前述の音声で紙幣の名前を読み上げる方法のほかに、ビープ音の高さの違いで識別する方法、バイブレーションで識別する方法が用意されており、例えば音声が聞き取りにくい環境や、英語の発音を聞き取るのが難しい利用者も、この機器を利用できるように工夫されていることがわかりました。

従来品に比べてコンパクトで安価になったというこのiBillですが、販売価格は99ドルとのこと、今回は1週間ほどの滞在しか予定していない僕にとっては、少々手に入れずらい機器であるようです。ともあれ、機会をみつけてぜひ試してみたい機器だと感じました。

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2009年12月06日

iPhoneのVoiceOverで全力案内を試してみた

12月11日に開催されるセミナー、アクセシビリティセミナー『iPhoneで広がるウェブの可能性』を来週に控えて、現在もセミナー中にお話しする内容を検討しています。そのセミナーの準備を兼ねて、iPhoneで目的地までのルート案内をしてくれるアプリ、iPhone3G 向けアプリ「全力案内!ナビ」がiPhoneのVoiceOverを用いて利用可能かを調べてみました。

実は、僕がドコモの携帯らくらくホン プレミアムを使用していたころは、携帯電話のルート案内機能を便利に使用していたので、iPhoneにも同じように、歩いているときにルート案内をしてくれるような、VoiceOverで操作可能なアプリがないかと探していたところでした。

先日、上記の全力案内というアプリを購入したものの、アプリの起動直後の画面情報をVoiceOverで読み上げることができなかったため、せっかく900円も払って購入したにもかかわらずしばらく放置していたのですが、近所にでかける用事があったため、試してみることにしました。

結論から先に書きますと、このアプリは使用しやすいものではないものの、VoiceOverを使って出発地や目的地の情報を入力して使用できることがわかりました。目的地に到着したときは、建物のすぐ近くで音声案内が終了するなど、正確さについても結構満足のいくものだと思いました。

まだすべての機能を試せているわけではないのですが、初期設定をして子供と近所のクリニックまで歩いてみましたので、その音声を聞いてみてください。なお、雑音が多かったり、設定中の音声を省略している部分がありますので、理解しづらい内容になってしまっているかもしれません。どうぞご了承ください。VoiceOverで全力案内の基本的な設定を行い、その案内を聞きながら歩くことができたくらいに考えていただけましたら幸いです。

posted by Debugon at 03:16| Comment(3) | TrackBack(0) | 支援技術